『刻無√D〜Root of Dagon』プレイ感想

 2009年12月30日、コミケ77で発表されたクトゥルフ神話系の一般向け同人ゲーム作品です。




スクリーンショット






【雑感】

 『刻無』の八重ルートのみを取り出したこの作品(完全版は今年発売らしいです)。プロローグ的位置づけとなる『刻無・零』と同じくクトゥルフ神話用語満載の作品でしたっ!
 『アーカム財団』『ダゴン密教団』なんて単語はもちろん、シュブ=ニグラス、ニャルラトテップ、ラヴクラフトなんて単語や、ユンツト、星辰など。クトゥルフ神話好きには最後物凄い展開が待ち受けています。


 が……正直なところ、刻無・零に比べて怖さや緊張が薄れてしまっていると思います。解答編となる本作では、ラスボスが登場してしまう為、どうしても怖さが薄れる……という部分があるのかもしれません。(モダンホラーの巨頭、キングやクーンツも、ラストに近づくとどうしても怖くなくなっちゃいますしね……)



 何よりもすばらしいのはグラフィック。メインイラストは、にの子さん。スクリーンショットをご覧いただければわかるように、一般向け同人ゲームではトップクラスの女の子のかわいらしさ。しかも、立ち絵の服のバリエーションが多いこと。



 時折挿入される効果やカットインのレベルも高く、雰囲気を実に盛り上げていました。




【販売について】

 あきばお〜こくに 刻無√D〜Root of Dagon +刻無零完全版 が委託されているようです。価格はなんと630円! コミケで入手できなかった方は、この機会に是非プレイくださいませ。(できれば、『刻無・零』からが面白いと思います)