『鳥鳴きの唄』
■ スクリーンショット
■ 内容
『鳥鳴きの森』、『雨鐘の空、落ちるとき』に続くシリーズ第三段。
時系列的には、『鳥鳴きの森』の一ヶ月後。
『雨鐘の空、落ちるとき』で仄めかされていた某事件の顛末が描かれています。
舞台は、主人公達が通う樫乃学園。
間近に迫る学園祭の準備を楽しみながら、裏で進行している事件と対する主人公達。
良い意味でのジュブナイル小説という感じで、凄くしっかり丁寧に書かれている文章、地に足のついた設定とストーリーがよくあるキャラ系の同人作品とは一線を画しています。
■ クトゥルフ神話要素
実にストレートなクトゥルフ神話系伝奇作品です。
レジュメにはこうあります。
この度は「鳥鳴きの唄-the song of "Nameless"-」をお手に取りいただきありがとうございます。この作品はクトゥルフ神話をベースに作者のオリジナル要素を加えた伝奇デジタルノベルです。
(中略)
またストーリーに登場する「クトゥルフ神話体系」の概念や存在、既存の解釈に、個人的な解釈や意図的な誤訳を多く加えております。厳密な「クトゥルフ神話」からは外れる部分も多いかと思いますが、こういった物も含めお楽しみいただければ幸いです。
──と。
その期待を裏切らないシナリオ。
クトゥルフとハスターの対立と、それに巻き込まれた主人公たちの物語が描かれています。
先に、シリーズ作品である『鳥鳴きの森』『雨鐘の空、落ちるとき』をプレイされた方が良いと思います。(『雨鐘の空、落ちるとき』は番外編的な感じなのでスルーしても大丈夫だと思いますが、『鳥鳴きの森』は必須です)
鳥鳴きの唄 Digiket