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ニャル子さんのクトゥルフ神話ネタ全部解説 第4話


 週に一度のニャル子さんクトゥルー神話解説!
 今週もがんばりますよー。


 第四話に登場するクトゥルフ神話ネタ



「破風の窓」:第四話の導入を見ていて初めて気づいたのですが、小さい四角い奴、多分「破風の窓」ですね……。見直すと第一話にも写ってます。「破風の窓」の本来の意味はwiki(破風)を参照していただくとして、作品としての『破風の窓』はオーガスト・ダーレスが書いたクトゥルー神話小説であり、『クトゥルー1』に収録。邪神ハスターが登場します。



クトゥルー神話における冷蔵庫のお肉」:「黒山羊マーク」は後述。



クトゥルー神話の謎」ツイッターで教えて頂きました。背後の本三冊のうち、一冊が『クトゥルー神話の謎』と書かれています。元ネタは『クトゥルー神話の謎と真実』でしょうか? 拡大画像はこちら



「邪神ハンターをしているの」:第三話の解説でも書いたけれど、『邪神ハンター』とは出海まことの小説。クトゥルー神話存在たちと、(別の意味でも)肉弾戦をする女の子主人公のちょっとえっちなライトノベル



「お前の場合、ラブの後にクラフトが隠されているだろうが」ラヴクラフトクトゥルー神話の創始者。そもそもニャル子さんは、ラヴ(クラフト)コメディ。



ニャル子さんの服」:これ実は『這いよる!ニャルアニ』でデザインされた服。もろそのままなのがこちらの表紙



「邪神【ひと】は学習するものです」:このあて字、あるラヴクラフト作品の有名な一文へのオマージュ……なの……かな……?


 人ならぬ異形の存在に対し、主人公は思う。「何であれ、彼らは人間だったのだ。」



「シュブ=ニグラスの印の千の黒い仔山羊」:シュブ=ニグラスとは「千の仔を孕む森の黒山羊」という二つ名を持つ邪神。アザトース、ヨグ=ソトース、ニャルラトテップと並ぶ程の存在とされ、クトゥルー神話における大地母神的な扱いを受ける。イメージ画像はグロいけど、こんなのとか、こんなのとか。
 その落とし子とされるのが、「黒い仔山羊」と言われるクリーチャー。グロいけど画像はこんなのとか、こんなのとか。



「エックス・オスとエイチエススリーが人気を二分している」クトゥルー神話には「Xoth」という地名があるので、それからかも。でもHS3は……なんだろ。HPSというネタならこちらにあるようなのですが。


 追記。HS3ですが、ツイッターで「フサン(Hsan)」と関係あるかもという推測を頂きました。たしかに、「フ→H、サン→3」、および「フサン(Hsan)」に似てますね。
 あと、「エックスオス」ですが、原作だと「Xoth」と書かれており、そのままゾスが由来のようです。



「ハス太くん=ハスター」:ハスターとは、クトゥルー神話において風を司るとされる邪神。『名状しがたきもの』(The Unspeakable One)などの二つ名を持つ。「名状しがたい」だけあって、イラストはグチャグチャの触手的な何かとして描かれることが多い。
 カッコイイのだとこんなのとか、こんなのとか。
 「黄衣の王」という人間じみた姿を取ることがあり、その時のイメージイラストは、こんなのとか、こんなの。ハス太くんの黄色い服とフードもおそらくこれらのイメージから。なお、このカットも「黄衣の王」に似たぬいぐるみを抱いている。
 なお、ハスターをもじって付けられた名前は他のクトゥルー神話系作品にも登場し、蓮太【はすた】(『妖魔受胎』)や、蓮太郎【れんたろう】(『死図眼のイタカ』)、蓮田(『リトル・リトル・クトゥルー』の『SF促進企画』)などがある。



「ハスターの印」:書かれているのは俗にハスターの印(黄の印)と言われるものだが、そっくりなネタがこちらに。
 なお、「クトゥルーの標識」ネタには、こんなのとか、こんなのがある。



「ティンダロスドッグ、ですが」:ティンダロスの猟犬とは、『クトゥルー5』の『ティンダロスの猟犬』に登場するクリーチャー。鋭角のみをわたって次元と時間をわたる異次元獣。
 四本足を持ち、執拗に獲物を追い回すことから「猟犬」と呼ばれたが、今では逆に、猟犬のイメージが先行し、そこからイラストが描かれる事が多い。カッコイイものだとこんなのとか、こんなのとか、こんなの
 その後続く、真尋の台詞、「時間の角に頭ぶつけてこい」も、角度を通って現れるティンダロスの猟犬の特性に合わせたネタ。


 追記。
 ツイッターで教えていただきました。ニャル子さんで使われたティンダロスの猟犬のカットの元ネタは、ニャル子さんとおなじ狐印さんのイラストによるクトゥルフ神話TRPGリプレイ『るるいえあんてぃーく』の挿絵です。比較画像はこちらです。



「ダンウィッチ」クトゥルー神話における架空の地名。ダニッチとも。『ラヴクラフト全集5』に収録された『ダニッチの怪』で登場。アーカムインスマスなどに並ぶ有名なクトゥルー神話の土地のため、TRPGのサプリメントにもなった。
 このスクリーンショットの元ネタは恐らくこちら


「星型のバッグ」クトゥルー神話において、星は重要なシンボル。星辰が揃うとクトゥルーが目覚めると言われたり、邪神を封印するエルダーサインが星型だったり。ちなみに、タイトルで登場する魔方陣がそのエルダーサインと呼ばれる星型の印。画像はこちら
 ただし、今回は「ハスター」から連想して「スター」にした可能性もある(超低い可能性だけど……)。ここの管理人、「ハスターはスター」と言って滑った経験あり。



「究極の混沌の中心がもっと買えと囁いたのです」クトゥルー神話における「究極の混沌の中心」とは、最悪最高の邪神アザトースが居る場所のことを指す。アザトースのイメージイラストは、こんなのとか、こんなのとか。



「セラエノ図書館の司書に就職したって」:セラエノの図書館とは、クトゥルー神話に登場する架空の図書館。最近の作品で挙げるなら、『まおゆう』において「瀬良の図書館」という形でパロられている。



謎の緑髪女性:……こちらクトゥルー神話存在作品の女性とデザインが……似てる……かも? 偶然か……。


 追加分



 2012年05月03日追加
「SAN値がみるみる下がってる」:コメントでおしえていただきました。『るるいえあんてぃーく』の帯に書かれた文句に凄く似てます。

 また、先に挙げた「究極の混沌の中心がもっと買えと囁いたのです」という台詞にも元ネタがありました。『るるいえはいすくーる』の帯の文句ほぼそのままです。帯の画像はこちらを。



 2012年05月04日追加
クー子の倒れポーズ:コメントで情報をいただきました。クトゥルー神話作品である「女神異聞録ペルソナ」の上杉秀彦(ブラウン)の倒れポーズとそっくりとのこと。検索してみると確かにそのようなイラストを発見。イラストとして描かれるということは、結構ネタにされたほどの名(?)シーンの可能性があり、スタッフが参考にしたのかもしれません。


 あとがき


 しかし、こんな姿(スタイル)の邪神なら信者になっちゃう人が多そうですよね……。
 はっ……、これこそがニャル様の姦計……。