コープスパーティーシリーズのクトゥルー神話要素
今回の記事は、管理人(寺田旅雨)が書いたものではありません。
情報発見コメントを頂いた月夜の妖さまに、調査および記事をお願いしました。
ただし掲載している文章には、管理人が若干手を入れております。
ご了承くださいませ。
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■ コープスパーティーシリーズのあらすじ
転校することになったクラスメートのために行った、永遠に友達でいられるおまじない『幸せのサチコさん』。
しかし、おまじないは失敗。主人公・哲志を含む9人は異次元に存在する呪われた学び舎『天神小学校』に飛ばされてしまう。
哲志は離れ離れになったクラスメートを探し、天神小学校を脱出することができるのか。
ゲームとしては、仕掛けや謎をとき先に進んでいくホラーテイストの脱出ゲームになります。
■ 『コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯(ハート)Hysteric Birthday 2U』におけるクトゥルー神話要素
クトゥルー神話要素が登場するのは、7つ目のシナリオである『懺悔リア充爆発しろ』(シナリオ担当:マフィア梶田)の後半です。
このシナリオの内容は、サチコのわがまま(脅し含む)で学園恋愛物の映画を作る事になります。
しかし撮影中のアクシデントで、蘭と梓紗の2人が怪しげな洋館に飛ばされてしまします。
梓紗を追いかけて洋館に向かったサチコは、この場所が映画監督として呼び出したゾンビ(名前はフルティン)を地獄から連れてくる際に使用した場所だと明かします。
さらに、それには特殊な本を使ったこと、そしてそれを無くしたことを説明します。
先に洋館に飛ばされていた梓紗と蘭のふたりはサチコが紛失した魔導書、「Book of Eibon(エイボンの書)」を発見します。
↑次元の門という不穏な単語と呪文詠唱。
刻命の暴走と邪神・クルウル・ウの召喚を止めるために戦闘に突入します。
ここで再び選択肢があり、行動を間違えると邪神の召喚が召喚されてしまい、バットエンドになります。
■ 他、スクリーンショット
■ コープスパーティシリーズのクトゥルー神話要素、および感想
PSP版の1作品目ブラットカバー リピーティッドフィアー(以下BR)では、直接的な神話的要素はありません。
しかし、異常な状況下で徐々に狂っていくキャラクター達、主人公達より先に天神小学校に飛ばされた犠牲者が残した手記、怪異に対して無力な主人公達などの描写はクトゥルー神話に近い空気を持っています。
PSP版の2作品目Book of Shadows(以下BS)では、BRの番外編と後日談が収録されています。
神話的要素が登場するのは後日談のシナリオ『BLOOD DRIVE』
シナリオ中の重要アイテムである魔導書『Book of Shadows』の説明の際に、比較対象として架空の魔導書「アル・アジフ」の名前が登場します。
■ まとめ
神話要素が出てくるのは、2Uのシナリオの一部だけなのでそこだけをメインでプレイする人にはお勧めしません。
2Uがファンディスクという扱いのため、前作2作品であるBRとBSをプレイしていないと楽しめないことも敷居を高くしています。
ただし、BRとBSの2作品はホラーゲームとしてはかなり良い出来なので、ホラー好きならプレイして損はないと思います。
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月夜の妖さま、大量の画像及び、丁寧な解説、本当にありがとうございました。
コンシューマー機を持っていないため、情報を得てもここの管理人に確認する方法がないので困っていました。
今回のように、プレイした作品および書籍にクトゥルー神話要素を発見した方で、当ブログに掲載する記事を書いてもいいよと言っていただける方、随時募集しております。クトゥルー神話要素がそれなりにある作品にかぎりますが、当ブログがいただいているアフィリエイト料から、書籍関連で一シリーズ500円、ゲーム関連で1500円のアマゾンギフト券をお礼にお送りしたいと考えております(多分ギリギリ赤字にはなりません。そんなにクトゥルー神話作品でませんしね)。詳しくは、こちらの記事募集要項をご覧くださいませ。よろしくお願いいたします。(管理人:寺田旅雨)
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