「黄の印の守り手」であることを隠してプレイする『Have you found Yellow sign(イエローサインを見つけたか?)』
今回紹介する『Have you found Yellow sign』は得たトリックと、得た「黄の印」によって得点が変動するトリックテイキングゲーム。
制作したのは「クトゥルフフタグン」と同じ、電気通信大学の非電源ゲーム研究会さん。
■ 簡易説明
このゲームで重要なのは、「黄の印の守り手」。
仮面のカードを配られたプレイヤーが役割を与えられるんだけど、このカードが出るまで他のプレイヤーには誰が「黄の印の守り手」なのか分からない。(あるカードが出るまで、その役割を担っているプレイヤーがわからないというのは、トランプのナポレオンを意識しているんだと思われる)
スートは5色。
特に重要な色は黄色で、並べるとこんな感じ。
各色とも10枚ずつカードがあり、大体は1から10までのランクになっている。
得た「黄の印」と得たトリック数で得点が決まるのだけれど、「黄の印」を取る数によっては「黄の印の守り手」の得点になるので、その辺りを意識してプレイすることになる。
■ 戦略は?
当然「黄の印の守り手」と普通のプレイヤーとでは戦略が違うんだけど、これを説明するのが難しい。
というのも、プレイヤーが「黄の印」をいくつ獲得したかで、プレイヤーの得点になるか、「黄の印の守り手」の得点になるかが変わってくるんだけど、0から3までがプレイヤーの得点。4から7が「黄の印の守り手」の得点、8から9がプレイヤーの得点、10だと「黄の印の守り手」の得点という風に、少し変わっただけで逆転する。
なので、状況に応じてのプレイング……としか言い様がないかも。
プレイヤーが「黄の印」を獲得した数で得点が決まるので、「黄の印の守り手」は「黄の印」を取らないようにしつつ、あるプレイヤーを狙って多めに取らせるのが基本戦略になる。
だけど、ブラフとして最初に自分から獲得しにいくのも手だし、そんな皮算用、なかなかうまく行かないのもわかってるし。
ともあれ、毎回うまくやるのは難しいのですよ……。
※ちなみに、青の5に「黄の印」が印刷されていないのは誤植だそうです。メダルカードの場合は普通に「黄の印」を1つとしてカウントするようです。
■ 購入は?
残念ながら、電気通信大学の非電源ゲーム研究会さんにも在庫がないそうなので、現在は入手困難のようです。