『ひきこもりの彼女は神なのです。5』に登場するティンダロスの猟犬
珍しくライトノベルの記事!
書籍関連はこのブログよりも詳しいサイトが沢山あるので、皆さんにお任せする予定でしたが、今回は特別。というのも、作者のすえばしけんさん、実は年に何回かお会いする方だったりします。
『ひきこもりの彼女は神なのです。』(全8巻)の第五作にティンダロスの猟犬が登場します。
カラーイラストにも描かれていて、下の青い獣っぽいのがそれ。
描写を抜き出すとこんな感じ。
名状しがたい生物がそこにいた。
地球上のどんな動物にもにていないが、あえて言えば……四足の獣、犬に近いだろうか。やせ細った胴体に、不釣り合いな大きな顎。長くて細い針のように尖った舌。体は青みがかった粘液に覆われひどい匂いを放っている。
何より不可解なのは携帯電話から、正確には閉じようとした携帯電話の、鋭角になったヒンジの部分から突然出現したように見えたことだ。しかも、一体ではない。七、八体の群れが、である。
「聞いたことあるよ。時空を越え獲物を追い、確実に狩る猟犬。でも転移のゲートとして鋭角を形成する物体が必要で、分子レベルにまで分解されるようなダメージはさすがに無効化できない。つまり、こういう半球状の逃げ場のないところですり潰してあげればいいんだよね」
名前は書かれていないけれど、これは確実にティンダロスの猟犬!
■ すえばしけんさんについて
構成や伏線をすごく丁寧に造られる方です。
しっかりしたタイプの作品がお好きの方は、各種レビューなどを参考にされた上で、是非手にとって見てくださいませー。
あ、今日、新しいシリーズ作品の発売日っぽいです。(気付いてなかった人……)