脳筋なクトゥルフ神話アメコミ『ミスカトニック・プロジェクト』を買ってみた


 
 日本は可愛さ(萌え)を求め、アメリカは格好良さ(力)を求める──。
 それは、クトゥルフ神話でも変わりません。
 
 最近購入したアメコミ『ミスカトニック・プロジェクト』ではそれがつぶさに現れています。
 事件の解決には、敵味方とも銃と筋肉を使うのです!
 

 ミスカトニック・プロジェクトは、"the Whisperer in the Darkness"のサブタイトルが付いているように、『闇に囁くもの』(ミ=ゴが出てくるあれです)をモチーフにした作品です。
 とは言え、最初の一冊なので、『クトゥルフの呼び声』モチーフも入っています。
 
 おかげで、序盤は『クトゥルフの呼び声』と『闇に囁くもの』のハイブリッドでの導入が始まります。
 
 

 
 その象徴的なシーンがこちら。
 クトゥルフ像の隣には、──ミ=ゴの脳缶! 
 この二つが並べられているだけで、神話好きにとってはニヤリポイントです。
 
 これがどうなるかというと……。
 
 

 
 こうなります。
 有無を言わせず、主人公たちが銃で殲滅を始めるのです。
 
 まさに力isパワー。
 しかし、その考え方は何も主人公たちだけじゃありません。
 敵もです。
 
 

 
 「菌類……? 違うな、筋類だ!」
 と言わんばかりの筋肉なミ=ゴ。
 
 ものすごい力で肉弾戦を挑んできます。
 
 

 
 そして──。
 極めつけは、さらに筋肉モリモリなミ=ゴ・ソルジャー。
 
 ソルジャーって……。
 どこのB級バトルマンガやねんっ!
 
 しかも、悪役が自信たっぷりに紹介してくれます。
 
 

 
 そして結構強いのです……。
 
 
 The Miskatonic Project: H.P. Lovecraft's the Whisperer in the Darkness