高橋葉介作品におけるクトゥルー神話
どこかのアニメ制作会社さま、『夢幻紳士』の怪奇篇(および夢幻外伝、幻想篇三部作のいいとこ取り)をアニメ化してー!
素敵なお兄さまに悶える人が続出するから!
と言った心の叫びは置いといて。
高橋葉介作品にちょこちょクトゥルー神話要素が登場するので紹介します。
■ 『学校怪談』より
13巻に登場するインスマスのワード。
このインストラクターは、後で当然のように半魚人もどきに変化する。
15巻に登場するミスカトニック大学のワード。
■ 『もののけ草紙』より
4巻のあとがきでクトゥルーからの影響を語っている。
■ 『KUROKO』より
4巻のあとがきで「名無しの神」の名前の由来がラヴクラフトのクトゥルー神話からと証言。
また、その右には荒松健太郎は朝松健をモデルにしたと書かれている。(当然、作中でラヴクラフトを殺したロバート・ブロックのお遊びになぞらえている)
『夢幻紳士 少年マンガ版』に登場する魔導書たち。
画像には収まらなかったけれど、ネクロノミコンのワードも登場。
横の部分に、『クトゥルー 闇の黙示録』参考という脚注あり。
同じく『夢幻紳士 マンガ少年版』に登場する邪神名。
人形に与えた名前で、画像の他にも、チャウグナール=ファウグン、クトゥグア、ボグラグ、ヒプノス、イオド、コス、ロボン、ナス=ホルタースのワードあり。
このブログの人気コンテンツ「初音姉様を中心にした日本アトラク=ナクア史」でも紹介したアトラク=ナクアの文字。
『夢幻紳士 怪奇篇2』に掲載されている。(注意! 『夢幻紳士 回帰篇』の方に収録された「蜘蛛」では、アトラク=ナクアの文字はみられない)
■ 『総特集 高橋葉介』より
■ まとめ
素敵なお兄さまかっこよすぎてやばい。
『夜会』とかすごく妖しく素敵な作品だし、『水妖』や『夜の劇場』は展開が素晴らしいし、『幻想篇』なんか連作短編形式の最高峰だと勝手に思ってるし。
本当、どこかの偉いひと、アニメ化して……。