『ムルシエラゴ』のクトゥルー神話ネタ
2014年4月25日に初単行本が2冊同時に発売される『ムルシエラゴ』にクトゥルー神話ネタがあると教えていただいたので、連載しているヤングガンガンを直近3号分入手して調査してみました。
吽灰(ンカイ)河川敷。
流々家テケリリランド。
倍握塀新聞。
当然、バイアクヘー=バイアキーのネタ。
流々家医療刑務所。
鹿駄須とミ=ゴのネタ。
流々家テケリリランドのチケット。
詠盆。エイボン。
と、直近3話ともに何かしらのクトゥルー神話ネタがありました。
すべて本編とは関係ない小ネタなのですが、これだけ投入されているということは、初期の方から沢山のネタが仕込まれている可能性が高いと思われます。(本編に関わっているかはわかりませんが……)
クトゥルー神話ネタ抜きにしてもかなり好評なピカレスク作品のようです。(2冊同時発売という時点で、ヤングガンガンに期待されているのがわかります。今号はセンターカラーでしたし)
もちろん、購入予定。神話ネタが沢山見つかったら追加で記事にする予定です。
■ 単行本1巻2巻分の追記
単行本1巻2巻でも色々と見つかったので追記です。
ただし、野吹(ノフケー)以外はわかりやすいと思うのでコメントはなしで。
(なお、内容が同じだったので掲載していないのですが、これら画像以外にも若干神話ネタがあります)
■ 頂いた画像分の追記
Twitterで鍵アカをされている方から情報をいただきました。
そのままクタアト。(クタアト・アクアディンゲン)
これ、実はわからなかったのですが、「スンガク」という神話存在がいることを教えていただきました。
wikipedia:スンガク。
ムナガラー。
wikipedia:ムナガラー。
スーパーマーケットらしいダニッチ。
これは本当貴重です。店舗特典の表紙にルルイエの文字が。
五輪の開催都市がルルイエになっているようです。
■ The Deep one
宗教と鮫を扱った章が2017年現在連載されており、その章題が「The Deep one」となっています。
「The Deep One」
「マリーンレストランルルイエ」
■ その他
主人公の紅守黒湖が、演出として数カ所顔無しとして描かれたのと、長い舌を持っている特徴から考えると、快楽を求める狂人という性格設定はニャル様からのインスパイアである可能性も極めて若干ながらありそうなのですが、現時点ではあくまで偶然とかネタレベルの重なりです。よくわからない恐怖の対象として、眼を書かず笑みだけ浮かべさせる表情描写演出は他の作品でも沢山使われていますしね。
今後、本編がクトゥルー神話になってくるとは言えませんし、現時点ではその匂いもありません。(もちろんこれからそうなっていく可能性はあります。流々家町がメイン舞台ですし)
クトゥルー神話抜きにして、面白いピカレスク主人公の漫画です。
人気が出ているのもわかりますし、推されている理由もわかります。キャラクターが立ってますし、色々とぶっ飛んでいるのが素敵。そういうのが好きな方にはオススメです。
amazon.co.jp:ムルシエラゴ(1) (ヤングガンガンコミックス)
amazon.co.jp: ムルシエラゴ(2) (ヤングガンガンコミックス)